妊娠とボトックスについて

ボトックス治療による効果が期待できる症状としてアテトーゼがあります。アテトーゼというのは、頚の不随意な運動を自分でコントロールできない方や頚から背中の緊張のために強く体を反らせてしまうなどの症状がある方をいいます。実際にボトックス注射を行った患者さんやそのご家族によると、「体や顔の向きを自分でコントロールできるようになった」とか、「頚や肩の痛みや凝りが楽になった」、「寝ている姿勢が良くなって、反り返りもなくなった」、「座る姿勢が安定してきたため食事介助がしやすくなった」、「抱き起こしやすくなった」などのボトックス注射治療によるボツリヌス毒素のうれしい効果をよく耳にするそうです。

一般的に美容クリニックで行われているボトックス注射は、しわ治療として有名です。このボトックス注射によるしわ治療というのは、ボツリヌス菌毒素から抽出した成分をしわが気になる部分に注射するんです。筋肉の動きを抑制する効果がボツリヌス菌毒素にはありますから、顔の表情ジワである目じりの笑いジワや眉間のしわ、額の横ジワなどの原因となる表情筋の動きや緊張を抑制するというわけなんです。このボトックス注射の効果がしわの改善を図ります。しかし、その効果も顔の表情筋の影響によってできる表情ジワに限られ、ボトックス注射が全てのしわに効くというわけではないのです。

脳性麻痺というのは、出生前後の脳障害に伴う「運動と姿勢の異常」と定義されています。しかし、脳性麻痺としての症状が全身におよぶ人もいれば、下肢(足)だけに症状が見られる人もいるなど様々なんです。また合併症としてのてんかんや知的発達の遅れ、呼吸や食事の障害などの有無によって、それぞれ個々に症状は大きく違ってきます。このうち強い筋緊張を示す場合の治療というのは、内服薬の投与やリハビリが中心となります。また、変形のみられる場合には整形外科での手術も行われるようです。

ボトックス注射治療の施術手順としては、まず、洗顔して検査を行い、ボトックスの使用量等をきめます。次に、細い針を使用してボトックス注射を注入します。この時、痛みに弱い方などへは麻酔を使用する場合もあるそうです。そして施術終了後、普通に化粧をして帰宅することができます。ボトックス注射治療のアフターケアとしては、まず、当日の入浴はできませんが、洗顔やシャワーでしたらOKです。次に、ボトックスの効果を確認するために、3週間目に受診が必要です。ちなみに、ボトックスを注入した後、その効果は2?4日で現れはじめ、その後2?3週間で最大となります。ただし、個人差がありますが、ボトックス注射の効果の持続は4?6ヶ月くらいと言われています。

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Category : 多汗症 ボトックス